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大人の歯と子どもの歯の違いって?

歯のイラスト こんにちは。9月24日は「歯科技工士記念日」です。
1995年9月24日に「日本歯科技工士会」が誕生したことを記念し、制定されました。

歯科技工士は、入れ歯やつめもの、かぶせもの、矯正装置などを製作する国家資格を持った専門職です。

皆さんの見えないところで歯科医療を支えている
縁の下の力持ち的な存在です。

ところで大人の歯である 「永久歯」と子どもの歯である「乳歯」は何が違うかご存じでしょうか?

乳歯の厚みは永久歯の半分?

乳歯と永久歯の違いは歯の「質」と「厚み」。
乳歯は永久歯よりもやわらかいため、比較的むし歯になりやすいといえます。

さらに、歯の表面を覆っているエナメル質やその内側にある象牙質と呼ばれる層が、
乳歯は永久歯の半分程度の厚みしかありません。

永久歯はエナメル質の厚みが2倍!


そのため、むし歯になってしまうとすぐに神経に達してしまうので注意が必要です。

どうやって永久歯は生えてくるの?

歯は「歯胚(しはい)」というタネから形成されていきます。
なんと、永久歯の歯胚が作られるのは生まれる前。 胎生3ヶ月半ごろのことです。

やがて歯胚が成長し、根までできた頃に「そろそろ生えるぞ」という信号を乳歯に出します。

すると、乳歯の根が溶けだし、 永久歯へと生え変わるのです。

あとは任せて!

乳歯のころから歯を大切に!

もしも、永久歯を失ってしまうと皆さんの健康にも大きな悪影響が及びます。

しかし、乳歯の頃から歯を大切にしておくと生えてくる永久歯も丈夫になり、
大人になってもケアをする習慣が身につきます。

乳歯も永久歯も大切な歯であることに変わりはありませんので、
お子さまのためにも幼い頃からセルフケアを徹底していきましょう。

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