インプラント

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87.インプラントにまつわる不安な情報

最近ではインプラントは歯科用語として、メディアを通して世間に認知されつつあり、関心も高まっています。インプラントに関する情報は、良いものと悪いものがあり、5~6年前までは、患者さんを不安にさせるような比較的悪い情報が多かったようです。インプラントを植立することによって骨が破壊される、治療が痛い、高額な治療費を支払い、インプラントを植立したが、噛めない、痛みと苦痛の連続、顎が腫れたなどの苦情がありました。インプラントが現在の技術にたどりつくまでには、医者にとっても、患者にとっても、苦節の歴史であったと言えます。過去には、インプラントの過去の実態を知っているがために、治療は絶対にしないという歯科医師もいます。しかし、インプラントは今や100%に近い成功率にまで、進歩進展し、食することに悩む多くの人たちに福音を与えるようになりました。材料学、免疫学的問題(生体の拒絶反応)、臨床上の対処法などが確立されてきたからです。今までの失敗の繰り返しが、インプラントの歴史の上に成り立ち、進歩・進展を促してきた結果と言えましょう。もしも、いざインプラントを考えた時には、適切な歯科医師選びが大変重要になります。これも自己管理の1つです。

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