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75.知っておきたいワンポイントインプラント-口臭

歯科医療の現場で、口臭について患者さんから相談を受けることがあります。皆さん悩んでいるようです。口臭の主因は、メチルメルカプタン(MMP)という物質で、口腔細菌がたんぱく質を分解して生じます。1日の口臭の強さにはいくつかの山があり、起床直後が最も強く、歯磨きや食事でいったん消失します。そして、昼食前に2回目、夕食前に3回目の山を迎えるのです。つまり、食後の時間が経過し、口腔細菌が繁殖する空腹時には、口臭が強くなる傾向があります。口臭を防止するには、この時間帯に歯磨きをして歯垢を取ることが重要で、舌なども磨くと良いでしょう。また入れ歯の床は吸水性がありますからインプラントよりも臭いの原因になるようです。現在、最も有効な方法は、歯のクリーニング(PMTC)や3DSによる口腔細菌の除菌と口輪筋強化による口腔乾燥の防止、3点が挙げられます。ただ、口臭については、多くの患者さんを診ていると、本人があまりにも気にしすぎている、というケースがほとんどです。あまり口の中の臭いを気にせずに、食間やお休みになる前に、日々のブラッシングを、忘れずに心がけるようにしておくのが良いのでしょう。

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