インプラント

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69.インプラントの前に―歯科医療の概念

歯科医療と聞いて、どのようにイメージしますか?インプラントを受ける前に、是非、歯科医療とはどのようなものか考えていただきたいものです。歯科治療には、治療の内容によって歯内療法や歯周治療、補綴(ほてつ)治療、口腔外科、歯列矯正、予防歯科などがあります。また、対象となる患者さんによって、小児歯科、高齢者歯科、障害者歯科などが設けられています。大学病院では、これらがそろっていて、各科目ごとに治療が行われています。また、大きな総合病院の一部には、口腔外科が置かれています。私たちにとっては、最も身近な存在である開業医、つまり町の歯医者さんの看板には、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科などと書かれています。そして、1人の医師がいくつもの治療を行なっている場合がほとんどです。普通、歯科治療と言われて、私たちがイメージするのは、そのような開業医の歯科医院で行われる治療のことではないでしょうか?実際、口腔疾患の大部分を占めるのは、虫歯や歯周病ですが、これらの治療や入れ歯、ブリッジといった補綴治療の多くは、開業医が行っています。開業医は、体の入り口である口腔疾患について、体全体の健康を視野に入れたうえで治療しなければなりません。

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