インプラント

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41.オッセオインテグレーションとは?

チタンの優位性を発見したブローネマルクは、チタンと骨が強く結合する現象を、「オッセオ=骨の」と「インテグレーション=統合」を組み合わせて、「オッセオインテグレーション」と名づけました。オッセオインテグレーションにより、インプラント治療は大きく変わり、全く新しいインプラントが生まれたと言っていいでしょう。なぜ画期的なのか?と言えば、まず、「フィクスチャー」と「アバットメント」の2つの部分からできているという点が、インプラント治療を非常にやりやすくなりました。フィクスチャーは人工の歯根(歯の根っこ)となる部分で、骨に入るネジの形にしたのです。アバットメントは、フィクスチャーにはめ込むようになっていて、そこに人工歯を取り付けます。手術では、最初に顎(あご)の骨にフィクスチャーを埋め込みます。清潔な環境の中で、骨に傷を付けないような慎重な作業が要求されます。そのまま何ヶ月か経つと、チタンと骨が結合します。そして、フィクスチャーのネジ穴に、アバットメントと人工歯を固定します。「オッセオインテグレーション」が開発されたことで、欧米では一気にインプラントが広まることになったのです。ブローネマルクが発見した技術は、インプラント治療に大きく貢献することになりました。

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