インプラント

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9.インプラントの埋め込み

インプラントの埋め込み手術は無菌状態に近い手術室で行います。口の中をできるだけ雑菌の少ない環境に消毒し、局所麻酔をします。そしてインプラントを顎骨(がっこつ)と呼ばれる骨の部分に埋め込みます。手術の時間は、歯科医師の熟練度、骨や歯肉の状態、インプラントの種類などにもよりますが、早ければ30分ほどで終わります。麻酔の効いてくる時間や、インプラント埋め込み手術後の処置時間などを合計して、全体でおよそ約2時間前後と見ていいでしょう。手術中は局所麻酔をかけるので、痛みはほとんどありません。一般的には想像していたより楽な場合が多いようです。治療を受けた日は、飲酒、入浴、運動は控え、無理をしないでゆっくりと休んでください。手術後は抗生剤等を服用し、インプラントをした部分の消毒してもらいます。傷口が治ったら、歯ブラシ使って掃除を開始します。糖分や肉類の摂り過ぎに注意し、栄養や睡眠のバランスに注意します。残った歯を土台にして仮歯や仮入れ歯を入れることができますが、3カ月程度はインプラントに力がかからないようにします。インプラントと骨の結合には、一定の期間が必要です。インプラントと骨がしっかり結合するまでに、約6~24週間かかります。ヘッド(人工の歯の土台)の取り付けと仮歯の型取りインプラントの安定期間後、インプラントがしっかりと骨についていることが確認できたら、次の処置として、埋まっているインプラントの頭を出し、人工の歯を接続するためのヘッド(アバットメント)という土台を取り付けます。そして、土台を取り付けた後、土台の上につける人工歯(あるいは仮歯)の型取りをします。人工歯(あるいは仮歯)ができあがるまでは、7~10日前後かかります。人工歯の型を取る際には、歯並びや色をチェックします。あなたの希望もしっかりドクターに伝えましょう。人工歯が完成すると、いよいよ装着となり、インプラント治療が完了します。人工歯のインプラントに取り付ける方法は、セメントで付ける方法、ネジで止める方法、それらを組み合わせた方法等があります。しばらくの間、仮歯で様子を見ることになります。ここまでで、治療開始から、3ヶ月~6ヶ月の時間が経過しています。インプラントと骨がしっかりと結合し、安定するまでに人工歯を取り付けるわけですが、それを待つ期間は、インプラントの種類・手術法・骨の状態・全身状態などにより決定されます。

»10.インプラント治療後の手入れと定期検診

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