インプラント

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3.インプラントが確立されるまで

現在のインプラントは、チタン製で歯根型をしています。骨と強固に結合(=オッセオインテグレーション)するために、インプラントの表面に凹凸を付けて骨とつきやすくしています。治療は原則として「インプラントを埋め込む」と「人工歯(上部構造)の取り付け」の2段階に分けて行われます。40年前にスウェーデンで初めて人間に用いられ、世界中で既に100万人以上が治療を受けています。日本ではセラミックのようなチタン以外の素材や骨結合型ではないものが使用されたため、一時的に立ち遅れていましたが、現在では世界水準にまで追いつき、毎年約20万本が治療に使用されています。インプラントの10年残存率は95%を超えており、自動車やパソコンのような一般消費財に比べてはるかに長持ちしているというレベルにまで達しています。インプラントは科学的にも患者さんのニーズの面からも、歯科の治療法の1つとして確立されています。

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