インプラント

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68.インプラントと歯周病

歯周病の場合は、歯周病自体の重症度と全身への影響が治療法を選択する基準になります。軽度であれば、歯石除去、歯のクリーニング(PMTC)、3DS(歯周病菌の除菌)などで進行を止めることができます。しかし、膿が止まらない歯や上下に大きく揺れている歯など、重度の場合には抜歯になります。無理に歯を残すと、歯の周りの組織(歯槽骨)が溶けてしまうケースや、病原菌や毒素の血管内への侵入によって、他臓器疾患(心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、肺炎、早産)などのリスクを高めてしまうからです。インプラントによって無理に歯を残さなくてもよくなったことで患者さんの全身のリスクは軽減されました。しかし、歯周病が治癒し歯が残せればこれに越したことはありません。最近では、歯科と内科が連携した新しい歯周病の治療法が開発されています。歯科医師と内科医が協力して、口の中から歯周病菌を除菌してしまうか画期的な治療法です。当然、インプラントの周囲の炎症(インプラント周囲炎)の予防にも極めて効果的です。口臭やお口のねばねばを防ぎ、息をさわやかにする効果もあります。

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