インプラント

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92.増えるインプラント希望の患者

これまで、インプラントの治療を受ける患者さんは、歯を失っている率が高いこともあり、高齢者が多数を占めていました。それが徐々に部分的に歯のない人の分野にも広がり、前歯一本だけがない人なども治療対象になってきました。若い人たちの間にもインプラントにシフトする流れも出てきて、インプラントの需要が増えてきたのです。患者さんの中で、入れ歯に不自由している人、歯を削ることによるダメージからブリッジを敬遠する人の中で、インプラントを選択する人が増えています。歯のエナメル質はからだの中で一番硬い組織ですが、一度削ってしまうと元には戻りません。ところが、骨は最近の研究で多少くぼんだり削れたりしても、元に戻ることが分かっています。抜歯した後の穴が元に戻ることを思い出すと、わかりやすいかもしれません。つまり、削った歯は戻りませんが、骨は元に戻りやすいのです。そのような意味で、失った歯が少数の場合でも、インプラントを選ぶ方が増えているのでしょう。もともと、インプラントを開発したブローネマルク博士の発想自体が、上下に歯のない人を想定したもので、下顎にインプラントを埋め、上は総入れ歯でという考えだったのです。

»93.多岐にわたるインプラント需要

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