74.知っておきたいワンポイントインプラント－ホワイトニング

インプラントとともに、最新治療法として注目されるのが、ホワイトニングです。ホワイトニングは、アメリカで開発された治療法で、日本でも普及してきました。歯のホワイトニングとは、加齢、生活習慣、遺伝などが原因で黄ばんだ歯を、薬剤の力で白く漂白する方法です。特殊な薬剤を使って、歯の内部の着色や黄ばみを脱色します。脱色方法は２種類です。１つが歯科医院でのオフィスブリーチングと、もう１つは、患者さんに自宅で行ってもらうホームブリーチングです。前者では、薬剤とレーザー光線、プラズマ光線が使用されます。他方、後者は精密なマウスピースで歯に薬剤を密着させる方法で、自宅で簡単に使用することができます。治療期間は平均１～２カ月です。歯のクリーニング(ＰＭＴＣ)やフッ素塗布等の予防処置と同時に行うことも可能です。メリットは歯を削らずに済むこと、歯を痛めないこと等です。ただし、若干着色の後戻りしてしまう場合もあるため、効果に個人差が出てしまう点がデメリットとして挙げられます。また、人工の歯の脱色や虫歯のある歯には用いられません。歯をきれいにしたいとお考えの患者さんは、デメリットなどを検討したうえで、歯科医に相談すると良いでしょう。

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